【銘柄分析】東計電算
はじめに
みなさんこんにちは。ニッケと申します。
本日は株式会社東計電算(銘柄コード:4746)について企業分析を行います。
企業情報
1970年設立のシステム設計・開発・運用事業を行う会社です。
従業員は約800人で売上は160億円ほどとなっています。
業務内容詳細
まず、業務内容を紹介します。
東計電算は、様々な業種のニーズに、設計・開発・運用、保守までのワンストップサービスを提供する、いわばSIerです。複数の領域で業務を行っていますが、下の表から分かるように、システム開発が主な会社です。
システム開発の中でも、様々な業界に対してサービスを展開しており、物流、アパレル、飲食・・・などなどを対象に開発を行っています
令和3年12月期 セグメント別収益(単位:百万円)
売上 | 営業利益 | |
---|---|---|
情報処理・ソフトウェア開発業務 | 151.8 | 34.46 |
機器販売業務 | 13.2 | 2.33 |
リース等その他の業務 | 3.70 | 0.62 |
チャート
次に、チャートを見ます。
このチャートを見て気になるのが3月からの上げです。
S&P500は10%以上下落、日経平均も横ばいという中で、非常に目立つ値動きとなっています。
仮説
思い返してみると、3月はまん延防止措置の解除があり、旅行や飲食関連の銘柄に資金が流れ始めた月でもありました。
東計電算が提供するサービスには、「FOOD-LINK」という外食産業界に業種特化したパッケージ群で構成されるERPパッケージがあります。
ためしに、大阪王将を展開するイートアンド(銘柄コード:2882)との相関を取ってみると、基本的に高い正の相関関係にあり、特に3月はほぼ1に近い数値が出ています。
そのため、飲食業界が今後息を吹き返すと見込んだ思惑で買われていると想像します。
おわりに
実際のところ、東計電算がどのように売上を出しているか、正式なデータは手に入りませんでした。しかし、一見ソフトウェア開発の会社の株価が、実は飲食業界の動向に左右されているかもしれないのは、大変興味深いですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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