「ファインディング・ジョー 英雄の法則」
はじめに
こんにちは。ニッケと申します。
会社の同僚に勧められ、「ファインディング・ジョー 英雄の法則」という映画を見てみました。
概要
英雄の法則とは、人生で起きる様々な出来事が別離・試練の道・帰還というパターンに従っていて、それを理解することで生きる上でのヒントを探ろうとする映画です。
人生のパターン
映画によると、人生のパターンとされる別離・試練の道・帰還は以下のようになっています。
- 別離=いま、いるところから離れる
- 試練の道=イニシエーションと言われ、苦労を重ねながら挑戦し、実力を磨いていく
- 帰還=最大の敵ドラゴンを倒し、栄冠を得て、元いた場所に帰ってくる
一言で表すと、困難を乗り越えて成長することが人生において重要な営みであると言えます。
余談ですが、このパターンを聞いて思い浮かんだのは、アルノルト・ファン・ヘネップの『通過儀礼』です。へネップは著書の中で、通過儀礼が分離、過渡(移行)、総合の3要素で構成されると述べましたが、この映画もそれらの要素を参考にしたのかなと思いました。
至福を知る
映画の中では、「至福(bliss)」という言葉が強調されていました。
その中で、至福とは、他人がしていることでも他人が言うことでもなく、自分にとって個性を発揮できるもので、他の誰かの道ではなく、自分自身の道であると説明されています。
この記事を読まれている方にとって「至福」とはどのような時でしょうか。
私事で恐縮ですが、私にとってその時とは、誰かが不可能だと思っていることを成し遂げて、その誰かに新しい可能性を示せた時なのかなと感じています。
以前とある仕事でペアで作業をしていたことがありました。2人で一生懸命調べて、それでも答えがでないという中で、私の相棒は諦めて次のことに取り組もうと言いました。
その夜、私は1人で深夜まで考え、解決策を見つけ、次の日ペアの方に話しました。その方は、とても驚いた様子でしたが、「ありがとうございました」と言いました。
私のやり方が正しいかどうかは分かりません。ただ、夜の必死になった瞬間は、なぜか体の底からエネルギーが湧いてきました。
翌日ペアの方と話す時、顔には出しませんでしたが、正直心の中ではガッツポーズと取っていた記憶があります。
英雄の法則とは
映画の中で、「恐れ」についても語られていました。
恐れはみんな持っている。恐れないことでなく、何を恐れているかを正確を認識することが大切ということです。
至福についてもそうですが、自分自身が本当に何を感じているのかということを把握することは難しいことだと思います。
しかし、自分自身と向き合い、自己と対話する中で、困難に立ち向かい、至福の時を得る力の源を得るのだと思いました。
おわりに
この記事を読まれた方にとって、自分自身が英雄だと思える瞬間はどのような時でしょうか。
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